新築の家に遊びに行ってからというもの、
なんだか頭痛や吐き気がする・・

人混みや街中へ出かけた後は
決まって体調が悪くなる・・

ひょっとすると、
化学物質過敏症かもしれません。

化学物質過敏症とは?

さまざまな種類の化学物質に反応して苦しむ、化学物質過敏症(Chemical Sensitivity 通称CS)。
ほんの微量の化学物質であっても体が反応し、重症になると、仕事や家事が出来ない、通勤や通学にも支障をきたすなど、通常生活を営むことすら困難となる極めて深刻な“環境病”です。

化学物質過敏症・電磁波過敏症を改善する基本

1.食べるものを自然栽培中心にする

スーパーやコンビニで買える食品では、どうしても化学物質を避けることはできません。オーガニック食品を専門で扱っているお店を選ぶようにしましょう。

2.筋力がつく運動をする

化学物質過敏症の方には週に1~2回程度の適度な運動を定期的にされることをお勧めしております。

3.薬は飲まない、検査を受けない

化学物質過敏症の方の大半は殆どの医療を受けることができません。

4.住環境を整えること

月に数日ほかの場所に住むなどして対処されている方もいますが、継続するとなると経済的に大きな負担となります。
そこで、応急的に「竹炭を大量に置く」「有用微生物のEMを使う」こともお薦めします。EM類は壁紙などを接着する際に混ぜるものでセラミックコーティング、セラミックス接着などと呼ばれることがあります。
壁からのケミカル臭が強い場合、自然塗料にEMを混ぜることで軽減できます。
昔は希少でしたが今ではドイツ製を中心に随分とメーカーが増えました。

ですが、CSは基本的に治るものではありません。
そのため可能であれば新築やリフォームなど、住んでいる環境を丸ごと改善した方が身体に与えるダメージは少なくて済みます。

しかし、問題があります。
それは・・

化学物質過敏症を専門で行っている工務店は浜松市内で1社のみ


化学物質過敏症に理解があり、正しい施工ができる専門の建築会社は浜松市内において1社しかありません。
その会社というのは外ならぬ弊社なのですが、実は弊社も最初から化学物質過敏症に詳しかったわけではありません。

Episode


以前、お客様のご紹介で「たま屋」のオーナーである藤田良美さんと知り合いました。
お話を伺うと自然食品の販売店を経営されているとのこと。
私は元来、体は丈夫な方なのですが、数年前にひょんなことから体調を崩して数ヶ月入院をしたことがありました。その時、しみじみ感じたのが健康の重要性です。

これまで何の不自由もなく動いていた分、思うように体が動けなくなると本当に辛いものです。以来、友人の勧めもあってオーガニック食品に関心を持ちました。そんなこともあって藤田さんと意気投合。
藤田さんは本当に博識であり、健康にまつわる色々なお話を聞くことができました。


その中でも特に驚いたのが、化学物質過敏症でした。
正直なところ化学物質過敏症に関しては建築という仕事柄、何となく知ってはいました。しかし、その認識が甘かったことを藤田さんとの話の中で知ったのです。


急に足元の床が抜けるような強烈なめまい、
終わりのないような耐え難い吐き気、
激しい頭痛・・・・


同じ建物にいても、化学物質過敏症の方と一般の方とでは天と地ほどに違う空間となること。
また辛いのは、発症者の絶対数が少なく認知されていない症状であることから周囲の理解が得られないことであると藤田さんは言います。
苦痛と孤独感から鬱になる人もいるというではありませんか。


藤田さん御自身も化学物質過敏症であることから同じ悩みを持つ人を救いたいと思い、店舗を立ち上げました。

その話を聞き、「建築家である私にできることは何だろう?」と考えたその時、私は自身にできることの多さに気付いたのです。
聞けば浜松市内で化学物質過敏症に対応している建築会社は無いとのこと。
「それならば私も苦しんでいる方のお役に立てるのかもしれない」。

こうして私は藤田さんの指導のもと、化学物質過敏症に対応した住宅に取り組むことに決めたのです。

オーガニック『たま屋』様のご紹介

弊社では特に化学物質過敏症に造詣の深い「たま屋」さんをお薦め致しております。
たま屋さんでは「なぜスーパーのものが危険なのか?」など化学物質過敏症に関する情報をブログやセミナーでお話しされています。興味がありましたら是非御覧になってみてください。

化学物質と電磁波対策

建築面で改善できるのは、実は化学物質過敏症だけではありません。
化学物質過敏症を発症している方は電磁波過敏症である場合も多いのですが、建築ではその両方に取り組むことができるのです。

残念ながら電磁波を100%カットすることはできないのですが、大幅に軽減することは可能です。


建築の工程で電磁波をカットする方法があります。
ここでは代表的な方法を紹介します。

自然素材の家
住宅を「アース」する

住宅をアースするとは、IH、家電、室内配線などの電場をカットした住宅のことです。

高周波をカットするシートを壁内に入れる

携帯電話、Wi-Fi、スマートメーター・・。
私たちの身の回りには目に見えない有害な高周波の電波が飛んでいます。それをカットする専用のシートがありますので建物の壁の中に貼ります。
ただし、専門の技術が必要であり、慣れた業者を選ぶこともポイントです。

日進月歩で新しいデジタル技術が開発されています。
新しい技術に、その都度対応するには限界があるのです。

たとえ万全な対策をしたとしても、その効果が永久に保証されるということはありません。

費用をかけて行った対策も、短期間で無意味なものになってしまうこともあります。

繰り返しになりますが、「電磁波を100%カットすることはできない。」というのが現実です。


ですが、少しでも軽減できるようにアドバイスをすることはできます。
ぜひ、お気軽にご相談ください。

ONENESS設計企画だからできる化学物質過敏症対策の家


弊社では化学物質過敏症の方へ向けた取り組みをしております。

1.徹底したヒアリングと調査

まず、ご本人様がどれくらいのCS度なのかを知っておく必要があります。
そのためヒアリングや現在お住まいの電磁波の調査などを行っております。

2.たま屋さんの指導のもと最適なCS対策住宅を立案

弊社顧問アドバイザーである藤田良美さんにご協力いただき、お客様の症状に合った最適な住環境を提案させていただきます。
過剰な設備など最大値ではなく、あくまでもコスト感覚を持った「最適」なご提案を
身上としております。

原価公開システムで対策を施した家を手の届く価格で

弊社は中間業者を通さない原価公開システムという方法で家づくりを進めさせていただいております。
化学物質過敏症対策の家はどうしても一般の住宅よりもお値段が上がらざるを得ません。

しかし、弊社の原価公開システムであれば、中間マージンが発生しないため、仕様が全く同じ家であれば通常の住宅会社よりもコストを抑えることが可能です。
詳しくは「原価公開システムとは?」ページをご参照いただければ幸いです。

まずは、化学物質過敏症診断からはじめませんか?

化学物質過敏症は人によって度合いが違うように対策もまたそれぞれです。
そのため、住環境を変えるだけではなく、食に関する問題も包括的に知識を深めていく必要があると考えております。
そこで建てることありきで話を進めるのではなく、まずは御自身が抱えておいでの化学物質過敏症がどれほどなのかを診断させていただければと思います。

化学物質過敏症の方の中にはご家族や周辺に理解されず孤独に苦しんでいる方も多いと思います。客観的な診断を受けることでそれが周辺への理解にもつながるかもしれません。

  御自身を知り、対策を知る。

私たちスタッフとの会話が、あなた様のお悩みを少しでも解消できるきっかけとなればこれに勝る悦びはありません。

ご本人のプライバシーにも配慮して行いたいので大変恐れ入りますが、事前にご連絡をいただければ幸いです。

その他、化学物質過敏症や電磁波過敏症に関してなにかお困りのことなどございましたらお気軽にご相談ください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。